フロンティアニュース

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2012年 新春号


IPF2011(国際プラスチックフェア)出展後の社長御挨拶

2011年10月25日から29日まで千葉県幕張国際展示場におきましてプラスチック関係全般にわたる国際見本市が開催されました。
本展示会はプラスチック材料から機器、製品に至る世界3大見本市として国内はもとより海外からも出展と共に多くの来訪者が来られる3年に一度の展示会です。
今回は東日本大震災の影響で開催も危ぶまれましたが無事開催でき、出展社は国内外から750社、2,150小間の大きな規模となりました。
ご来場されました顧客の皆様方には改めましてフロンティアを代表し厚く御礼を申し上げます。

弊フロンティアにおきましても出展6回目となる本展示会に前回同様、最大のブースである 270㎡(9×30m)を取得、最新機器である2機種を出展、実演を行いました。
出品機は2LまでのPETボトルを1時間当たり6000本以上生産する完全ロータリー型ブロー成形機FRB-4型と5L大型容器を1時間に2000本以上成形できるFFB-2型を新開発、展示実演を行いました。

弊社は一昨年5月同型の毎分400本、1時間に24,000本の生産能力を持つFRB-20型を国内大手飲料メーカーに納入、500mlのミネラルウオーターボトルの生産に実績を上げるなど北海道から久米島まで飲料水分野に多くの成形機を納入してきました。

海外には1分間に600~900本までの生産能力を有するブロー成形機械メーカーがドイツ、フランス、イタリアに其々あり、フロンティアは世界で4社目となる大型成形機械メーカーとして9年前のIPF展に毎分200本まで成形できる国産では初めてとなるロータリー型ブロー成形機を出展、その後も3年ごとの同展示会に同方式の大型機の新鋭機を都度出展、評価を顧客に託してきました。
その実績と結果が大きく評価され、大手飲料メーカーや食品メーカーに各種成形機を納入できています。
今回は大型生産機である中で毎分100本以上の生産能力を有する新開発機としてFRB-4型を開発、展示実演を行いました。
成形機の基本コンセプトは毎分400本などのFRB-20型を踏襲し、まず省エネ思想をふんだんに取り入れた設計を行い、サーボモーター駆動をボトル成形部に採用し高圧エアー駆動をなくしたり、ブロー成形され従来は大気中に排出される高圧空気を回収し再度用いるなどリサイクル化を推進しました。
展示会場では600mlのボトルを1時間当たり6000本以上の成形実演を行いました。

FRB-4
出展機 FRB-4型

FRBシリーズ 機械詳細はこちら


この様に大型機に国内唯一の実績を持つフロンティアですが中小食品メーカーや、中小ボトル成形メーカーも弊所の大事な顧客であります。
それら顧客には毎分30本から70本ぐらいまでの中小型機の成形機も相当台数納入してきました。
特にEFBシリーズは国内だけでも100台以上の納入実績があり、最初の成形機は1995年頃からの納入であり、15年以上の稼働状況であります。
顧客はオーバーホールや修理を依頼してきており、弊社も協力は惜しまず続けていますが、購入品である機械構成部品が生産打ち切りになったり、部品メーカーに在庫部品が無いなど弊社だけでは対応もできない状況になってきています。
そこで、そのような成形機の入れ替え需要を狙って新鋭機でありながらEFBシリーズの金型などが使えるFFBシリーズを開発、2個取りで毎時2000本以上の成形が可能なFFB-2型を開発、展示出品しました。
展示会場では5Lのボトルでありながら90gと軽いエコロジーボトルを成形実演し、キャップと取手を付けて会場で配布も行い好評を得ました。

FFB-2
出展機 FFB-2型

FFBシリーズ 機械詳細はこちら


出展機2台とも弊社の最新技術を持って完成し生産能力で30%向上、設置面積は25%削減できました。
更には前述のようにサーボモーターなどを各所に採用して電力消費も大幅に低減化が出来、ブロー成形に必要な35Bar 圧力の高圧空気も再利用するなどで低圧コンプレッサーが必要なく、総合的な省エネ・エコロジー対策を施した成形機です。
特にFRB-4型の駆動は僅か3.7kwのモーター1基で全体を連動させるなど驚異的な省エネ機となりました。

既に国内顧客からも展示会期に引き合いも入り、今後の営業展開に両機の発表展示実演は大きく寄与するのもの考えております。

現状の欧米の不安定な経済状況、その結果為替の大幅な円高傾向などの予測がつかない昨今の状況下で、当業界も厳しい市場環境となっておりますが、このような時期にこそ多くのユーザー企業が展示会等で活路を見出し、これまでの生産機器を見直し、もしくは新商品の開発に社力を注ぐものと考え、業界に新しい設備を紹介することにしたものです。

弊社は食品飲料分野が主体であったPETボトル生産技術を用いて7年前より主力とは全く異なる、自動車、OA機器、電装関係、医薬容器、生活必需品、化粧品分野などに二軸延伸ブロー成形技術の応用を積極的に紹介、試験機器を納入してきました。
食品分野におきましてもPET樹脂のみならずポリエチレン、ポリプロピレン樹脂、ポリカーボネート樹脂などにその技術が応用され、ラベルと一体成型されたチューインガムの容器、サインペン容器、特異な例では自動車の防塵カバー、レーザープリンターの部品、最近ではLED電球にも弊社開発の部品が採用され市場化されております。

この様な多くの食品分野以外の部材は、省エネ・エコロジー化の一端で、軽く、強く、精度があり故に付属部材が無くてもその部品だけで組立完成が出来るなど、射出成形と二軸延伸ブロー成形の組み合わせで可能となった部材です。この分野と、まだ主力である食品分野の両建てで新しい成形機開発を推し進めていく所存です。

FRB-4、FFB-2L動画はこちら